[Milok] Instore Event – derive1.0 / minimal –
2017/5/6渋谷にあるアパレルショップ[Milok]にて開催しましたインストアイベント”derive1.0 / minimal”。
本記事はアーカイブと自分メモです。
イベント内容
derive1.0 / minimal
一日を通して変化をしていくアンビエント音を中心に、ライブ、VJ、写真展示。
フードと様々な角度からミニマルをテーマにそれぞれの出演者が[Milok]を彩るイベントを開催。
5月6日(土曜日) 13:00〜20:00
+会場+
[Milok] フラッグシップショップ
150-0041
東京都渋谷区神南1-3-11
03-6455-1440
+参加クリエイター+
菅原一樹/Music
鎌野愛 feat,矢野彩子(Flute)/Live
秋田佳子/VJ
高比良美樹/Photo
アホウドリ/Food&Drink
アンビエントライブについて
[Milok]の服から感じられるミニマル性をテーマにセンサーなどを使用したインタラクティブなアンビエントミュージックを終日演奏。
アンビエントからミニマルテクノに徐々に変化していく6時間。
ライブシステムについて
Prophet-6をメイン楽器としてシステムを構成。ライブはおおまかに以下の3つの要素によって成立。
1.シーケンス
アンビエント用、ミニマルテクノ用のMIDIシーケンスを自動生成するM4Lパッチを作成し、ableton liveからProphet-6に送って発音。常にランダムなシーケンスを生成し、ミニマルながらも変化のある有機的な発音するようにプログラム。
2種類のセンサーによって音を変化、発音。
・ブラックキューブ
光センサーを使ったモジュレーションのコントロール。キューブのスリット部分い手をかざすことによって、モジュレーションがかかる仕組み。arduinoを用いたcdsセンサーで得た情報を、M4Lでエフェクターのパラメーターをアサイン。
・カメラセンサー
人がカメラの前を通ると音がなる仕組み。ノイズやテクスチャーをトリガー。max/mspでカメラ(Canon40DとFacetime)から人の動きを取得するパッチを作成し、それをM4Lに移植して使用。またミニマルテクノ時には楽器のように使用。手をカメラの前で動かし発音。
3.音色のコントロール
Prophet-6のハードをコントロールし音色を変化。一つの音色プリセット(アンビエント音)を使用し、そこからミニマルテクノへと移行するようにコントロール。
BassにMoog Mother-32を使用。シーケンスはあらかじめableton Liveにて組んだものを使用する他、ボーカルとフルートとの即興演奏時には本体付属のキーを使用し演奏。
基本的なableton liveのコントロールは LaunchPadとKillamixを使用。
ボーカル、フルートとのセッション
上記の演奏の他、ボーカルに鎌野愛さん(ex.ハイスイノナサ)、フルートに矢野彩子さん(ex.Aureole)をゲストに迎えたセッションもありました。
ルーパーを用いてベースラインを生成するなどエフェクティブなフルート演奏と、ミニマルなフレーズのボイスを重ねてのアンビエントテクノセッションとなりました。
ライブ
鎌野愛さんによるライブ。フルートの矢野彩子さんとの演奏でした。
自身の声を幾重にも重ね、ミニマルながらも複雑な展開のある有機的なオリジナル曲を披露していただきました。
写真展示
高比良美樹さんによる撮り下ろしの作品。僕のアンビエント曲と[Milok]の洋服、店舗空間イメージから撮影した作品群を展示。
17点の作品を天井から吊るし空間そのものを構成。光を透過する素材などを使用し、VJとのコラボレーションも見所でした。
VJ
秋田佳子さんによるVJ。夕方くらいからの投影となりました。ミニマルかつスタイリッシュな映像で新たな空間を演出していただきました。先述のVJと写真のコラボですが、映像が写真と重なり、相互に反射してより幻想的な空間となっていました。
フードとドリンク
ケータリングは大石真理子さんと華表由夏さんからなる”ごはんとおまつり”ユニット、アホウドリさん。
この日のためにスタイリッシュ&スマートなミニマル串を考案、スコーンやモヒートは自家製なのはもちろん、様々な副菜が楽しいアホウドリ特製弁当もご用意していただきました。
+お品書き+
アホウドリ弁当 ¥1200-
レモンカードのスコーン ¥300-
ミニマル串 ¥250-
ガージェリービール ¥750-
モヒート(ノンアルコール) ¥500-
終日にわたってのイベントでしたが、天候にも恵まれ、お店の前でフードやドリンクを片手にくつろいだり、店内で展示や音楽を鑑賞したりとゆるやかな1日でした。
お声がけいただきました島田さん、協力いただきましたクリエーターの皆様、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!